桜小橋は、東京に残る歴史的な水辺・朝潮運河に架かる歩行者専用橋である。月島・勝どき・晴海地区の回遊性を高め、晴海通りの歩道混雑緩和と災害時の避難路確保のために計画された二つの橋のうち、勝どきと晴海を結ぶ歩行者専用橋である。
二つの橋が朝潮運河と月島川が交差する水面を挟むように架かることから、「歴史的な水辺空間の魅力を活かし、周辺地域および運河空間の回遊性を生み出すことで、今まで以上に地域の活力を向上させる歩行者専用橋と水辺空間」というデザインコンセプトのもと、橋と橋詰空間そして接続街路までをトータルにデザインした。
なお、桜小橋という名称は公募により決定されたもので、晴海側区道「桜の散歩道」と「桜」をシンボルとする勝どき側橋詰を結ぶ「小橋(歩行者用の橋)」であることが由来である。